問 1 常時 250 人の労働者を使用する運送業の事業場における衛生管理体制に関する (1) ~ (5) の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
ただし、250 人中には、次の業務に常時従事する者が含まれているが、その他の有害業務はないものとし、衛生管理者の選任の特例はないものとする。
深夜業を含む業務 ………………… 200 人
多量の低温物体を取り扱う業務 … 50 人
- 総括安全衛生管理者を選任しなければならない。
- 衛生管理者は、2 人以上選任しなければならない。
- 衛生管理者は、全て第一種衛生管理者免許を有する者のうちから選任することができる。
- 衛生管理者のうち少なくとも 1 人を専任の衛生管理者としなければならない。
- 衛生管理者のうち、1 人は専属でない労働衛生コンサルタントを選任することができる。
問 2 厚生労働大臣が定める規格を具備しなければ、譲渡し、貸与し、又は設置してはならない機械等に該当しないものは、次のうちどれか。
- 潜水器
- 一酸化炭素用防毒マスク
- ろ過材及び面体を有する防じんマスク
- 放射性物質による汚染を防止するための防護服
- 特定エックス線装置
問 3 法令に基づき定期に行う作業環境測定とその測定頻度との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
- 非密封の放射性物質を取り扱う作業室における空気中の放射性物質の濃度の測定 …… 1 か月以内ごとに 1 回
- チッパーによりチップする業務を行う屋内作業場における等価騒音レベルの測定 …… 6 か月以内ごとに 1 回
- 通気設備が設けられている坑内の作業場における通気量の測定 ………………………… 半月以内ごとに 1 回
- 鉛ライニングの業務を行う屋内作業場における空気中の鉛の濃度の測定 ……………… 1 年以内ごとに 1 回
- 多量のドライアイスを取り扱う業務を行う屋内作業場における気温及び湿度の測定 … 1 か月以内ごとに 1 回
問 4 次の作業のうち、法令上、作業主任者を選任しなければならないものはどれか。
- 製造工程において硝酸を用いて行う洗浄の作業
- 強烈な騒音を発する場所における作業
- レーザー光線による金属加工の作業
- セメント製造工程においてセメントを袋詰めする作業
- 潜水器からの給気を受けて行う潜水の作業
問 5 次の業務のうち、労働者を就かせるとき、法令に基づく安全又は衛生のための特別の教育を行わなければならないものはどれか。
- チェーンソーを用いて行う造材の業務
- エックス線回折装置を用いて行う分析の業務
- 特定化学物質を用いて行う分析の業務
- 有機溶剤等を入れたことがあるタンクの内部における業務
- 削岩機、チッピングハンマー等チェーンソー以外の振動工具を取り扱う業務
問 6 事業者が、法令に基づく次の措置を行ったとき、その結果について所轄労働基準監督署長に報告することが義務付けられているものはどれか。
- 高圧室内作業主任者の選任
- 特定化学設備についての定期自主検査
- 定期の有機溶剤等健康診断
- 雇入時の特定化学物質健康診断
- 鉛業務を行う屋内作業場についての作業環境測定
問 7 屋内作業場において、第二種有機溶剤等を使用して常時洗浄作業を行う場合の措置として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
ただし、有機溶剤中毒予防規則に定める適用除外及び設備の特例はないものとする。
- 作業場所に設けた局所排気装置について、外付け式フードの場合は 0.4 m/s の制御風速を出し得る能力を有するものにする。
- 有機溶剤等の区分の色分けによる表示を黄色で行う。
- 作業場における空気中の有機溶剤の濃度を、6 か月以内ごとに 1 回、定期に測定し、その測定結果等の記録を 3 年間保存する。
- 作業に常時従事する労働者に対し、6 か月以内ごとに 1 回、定期に、特別の項目について医師による健康診断を行い、その結果に基づき作成した有機溶剤等健康診断個人票を 5 年間保存する。
- 作業場所に設けたプッシュプル型換気装置について、原則として、1 年以内ごとに 1 回、定期に、自主検査を行い、その検査の結果等の記録を 3 年間保存する。
問 8 次の作業のうち、法令上、第二種酸素欠乏危険作業に該当するものはどれか。
- 雨水が滞留したことのあるピットの内部における作業
- ヘリウム、アルゴン等の不活性の気体を入れたことのあるタンクの内部における作業
- 果菜の熟成のために使用している倉庫の内部における作業
- 酒類を入れたことのある醸造槽の内部における作業
- 汚水その他腐敗しやすい物質を入れたことのある暗きょの内部における作業
問 9 粉じん作業に係る次の粉じん発生源のうち、法令上、特定粉じん発生源に該当するものはどれか。
- 屋内の、ガラスを製造する工程において、原料を溶解炉に投げ入れる箇所
- 屋内の、耐火物を用いた炉を解体する箇所
- 屋内の、研磨材を用いて手持式動力工具により金属を研磨する箇所
- 屋内の、粉状のアルミニウムを袋詰めする箇所
- 屋内の、金属をアーク溶接する箇所
問 10 次の A から D の業務について、労働基準法に基づく時間外労働に関する協定を締結し、これを所轄労働基準監督署長に届け出た場合においても、労働時間の延長が 1 日 2 時間を超えてはならないものの組合せは (1) ~ (5) のうちどれか。
A 病原体によって汚染された物を取り扱う業務
B 腰部に負担のかかる立ち作業の業務
C 多量の低温物体を取り扱う業務
D 鉛の粉じんを発散する場所における業務
- (1)A,B
- (2)A,C
- (3)B,C
- (4)B,D
- (5)C,D